経絡治療とは

身体の調子が良いとはどんな状態でしょう?
快食、快眠、快便で体力・気力も充実し、特に痛むところも大きな心配事もない…。そのようなときには多少暑かろうが寒かろうが体調を崩すこともなく、頭もよく働き身体も軽く感じられることでしょう。

経絡治療は奈良時代に中国から伝来した古典を基に、日本の気候風土に合わせて江戸時代に発展した経験的医学です。

先人は五臓六腑から経絡が起こり、その内外を気血が全身にめぐっているとかんがえ、臓腑のどこかに過不足がおこるとその経絡上に痛みや症状が現れると考えました。身体内部の偏りを治すことによりその人が本来持つ自分の体内を安定した状態に保とうとする力(自然治癒力)や外からの刺激にたいする自己免疫力が最も高まると考えたのです。

経絡治療では患者さんの全身をながめます。歩き方や顔の色つやをみ、声を聴き、お腹や背中、手足に触れて皮膚の状態を診、凝りや痛みの症状を診ます。そして最後に脈を診てどの経絡上のどの経穴 (ツボ)を治療に使うかを決めるのです。

私たち鍼灸師はその人が自分で治ろうとする力を鍼やお灸によって手助けするのが仕事です。